中村
この度はサイト制作にご助力いただきありがとうございました。今後もよろしくお願いします。
サイト制作者
こちらこそありがとうございました。早速ではありますが、今後の歯科業界人財のどのような動きになってくるのでしょうか。単純に興味があります。
中村
私も絶対というところに関してはわかりませんが、まず歯科業界全体での離職率は他業界に比べても非常に高いものとなっております。医科の方で見ると、15%ほど、歯科になると30%の離職率になっています。
サイト制作者
離職率が高いと言われる業種で30%ですから、歯科業界は高いんですね。なぜ歯科業界は高いのでしょう?
中村
絶対にそれが理由とは言えませんが、歯科業界では歯科医師や衛生士などの医療従事者に関しては、キャリアの選択肢があるとは思っています。その反面、歯科助手や受付事務に関しては、キャリアの選択肢が少ないのかなとは思います。また、他の業界でも言えることではありますが、「労働環境の問題」や「人間関係の問題」など総合的にそれらが原因で離職率が高い気がします。
サイト制作者
どの業界も同じってことですね。では、今回は「歯科専門の退職代行サービス」をリリースされましたが、今現役で事務長をされているのと合わせ、御社の事業内容で「出張事務長」をされているかと思いますが、全くもって相反するサービスを始めたのはなぜですか?
中村
話せば長くなりますが、短めにご回答しますね。まず、事務長をやっていると退職代行業者から職員の退職について連絡が来ることがあります。正直、困惑してしまうことがあります。昨日普通に勤務していて、普通に話していたのになぜ?と。しかし、退職代行に依頼した職員にはその職員の考えがあることも理解はできます。しかし、一般的な退職代行業者はその手続きのみで終了しており、辞められた会社(歯科医院)へのアフターサポートがありません。
中村
少しだけ話は逸れますが、、、先ほどの離職率の高さのところに付随する形になりますが、今のご時世20代が退職する際に5人に1人は退職代行を利用すると言われております。歯科医院は比較的若い世代が従事していることが多いので、これから歯科医院の職員の退職代行利用率は高くなってくると思います。そうなってくると歯科医院として退職代行から「連絡がきて」、「職員が辞めました。」だけでは診療が回らなくなる可能性が非常に高くなってしまいます。歯科専門退職代行サービス「DENTAL GIVEUP」では退職してしまった職員の方の穴埋めの提案や歯科医院に対してのアフターサポートもできればと思っています。なので、辞めてしまう人がいるのは絶対にある前提のもと「出張事務長サービス」などを合わせてご利用いただければある程度のサポートはできると思って、今回の歯科専門退職代行サービスを始めた経緯になります。回答になってますかね?笑
サイト制作者
ありがとうございます。一気にいろんな情報をいただいたので、少し整理しますが、退職をしたい方(退職代行利用者)と辞められる歯科医院の双方に対してサポートを展開できるってことですね。今までにはあんまりなさそうなタイプですね。しかも、歯科現役事務長さんがやるってことであれば、先方の歯科医院さんの状況も考慮できそうですね。ちなみに歯科専門とうたっていますが、対象の職種に制限はありますか?
中村
歯科医院の職員であれば、制限はありません。「歯科医師」「歯科衛生士」「歯科技工士」「歯科助手」「受付事務」それに合わせて、私のような役職持ちの「事務長」など歯科医院に勤務している職員さんであれば基本的にサービスをご利用いただけます。ただし、必ずしも退職代行を利用しなくてもいいケースがありますので、希望者の方とお話をした上で最終的な判断をしてもらっています。また、特に「歯科医師」や「歯科衛生士」に関しては、予約枠を持っている可能性がありますので、ある日突然辞めます。もう行きません。となって場合は退職者、歯科医院さん双方に蟠りが発生してしまう可能性がありますので、そこは調整させていただき、円満に退職ができるよう「退職コンサル」に関してもサービスとして行なっています。
サイト制作者
もう完全に歯科専門の退職代行ですね。確かに歯科医師の先生がいきなり。。。と考えると難しい気もしますが、そこはうまいことされる感じですね。では最後に現役事務長だから見える辞めたい”社員のホンネ”と”歯科医院側のホンネ”をお伺いしてもよろしいでしょうか。
中村
はい。まず辞めたい”社員のホンネ”に関しては、仕事が合わない、想定していたよりも辛い、辞めたいけど言いづらい。別に今の勤め先の人と二度と関わることがないからさっさと辞めよう。そんな感じで正直レベルで昔のような義理的なものは一切ありません。それが今後より顕著に出てくると思います。次に”歯科医院側のホンネ”ですが、本当に正直に書きますと退職代行を使うことや退職代行業者に対して憤りを感じます。笑 なので、今回はその憤りを感じないようなサービスを展開できればと思ってスタートしました。最後に今歯科業界ではいろんな問題があります。「材料費高騰」「人材不足」「オンライン資格確認の義務化による機械導入問題」それらによって、2025年以降は今まで以上に廃業、休止、M&Aをする歯科医院が増えてくると思います。そうなってくると、ギリギリでやっている歯科医院さんとゴリゴリでやっている歯科医院さんでの二極化が進んでいくと思います。人財の不足とは言っても後者の歯科医院さんに人財が回ってしまうので前者の歯科医院さんにとっては悪循環にしかなりません。我々はそんな歯科医院さんへのサポートや後者の歯科医院さんの人財に関してもサポートしていければ思っています。話がうまくまとまっていないので、適当に編集しておいてください。笑
サイト制作者
ありがとうございました。双方の”ホンネ”が聞けてよかったです。また、行く末的には二極化が進んでしまう可能性が高いんですね。今後注視してければと思います!また、編集はしません。ありのままを文字に起こして残しますので、ご了承ください。本日はありがとうございました。